在宅ケアアドバイザー派遣事業
「在宅ケアアドバイザー派遣事業」って?
岡山県看護協会 在宅支援推進委員会が行う事業のひとつです。
訪問看護ステーション、診療所、介護保険施設等にアドバイザー(認定看護師・専門看護師)を派遣し、知識や技術の向上を図り、在宅ケアを推進することを目的としています。
具体的には、アドバイザーが訪問看護ステーション等に出向き、事例検討会(事例への助言、専門的知識・技術のアドバイス)や研修会を行います。事例検討会の場合、1事例につき2回までの派遣が可能です。
初回派遣時には、在宅支援推進委員が同席し司会進行をおこないます。
ケースへの直接訪問は原則として行いません。
事業の概要 |
専門看護師や認定看護師をアドバイザーとして、訪問看護ステーションや診療所・介護保険施設に派遣し、事例検討会や研修会を行うことにより、知識や技術の向上を図り、看護・介護の質の向上を目指す。
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事業の目的 |
日々のケアで困っている事・悩んでいる事に対し、アドバイザーが事業所・施設で相談に応じることで、現場の課題が解決するとともに看護・介護の質が向上することを目的とする。
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利用例 |
困っていること | 成果 | |
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1 | 摂食・嚥下障害がある人に美味しく安全に食事介助ができるかを介護職と一緒に学びたい。 | 具体的にわかりやすく説明してもらった。誤嚥性肺炎の予防に取り組んでいきたい。 |
2 | 仙骨部にできた褥瘡のポケットが深く膿様の浸出液があり改善しない。 | 感染が肉芽形成が遅れている原因であることがわかった。創評価を2週間ごとに行い、状態に応じたケアを行う。栄養補給の支援も計画する。 |
3 | 尿管皮膚瘻造設している人で尿漏れによる皮膚障害が続いている。 | 姿勢や腹壁の形状に応じた装具の選択をし、皮膚に密着するように貼るポイントがわかった。 |
4 | 併設の施設全体で感染管理の基礎を学び、共通した手順で感染予防に取り組む必要がある。 | 感染管理の基本を職場全体で共有できたので、これから皆で感染予防に取り組んでいきたい。 |
5 | 統合失調症の人に対して、今の訪問看護師の関わり方でよいのかどうかがわからず、不安が大きい。 | 利用者と訪問看護師の信頼関係ができているのでこのまま支援を続けていけばよいということがわかり、前向きに訪問看護に取り組んでいけると思う。不安が少なくなった。 |
申込ができる人 |
在宅ケアをする上で現場で困っている看護職・介護職及び施設
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実施場所 |
申込施設(原則)
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方法 |
事例検討会・研修会
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時間 |
1時間以内/1回 (応相談)
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利用料金 |
1時間/1回
■会員施設 5,000円
■非会員施設 7,000円
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申込から実施までの流れ |
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申込書ダウンロード
在宅ケアアドバイザー派遣申込書【初回用】 (56KB) |
在宅ケアアドバイザー派遣申込書【初回用】 (15KB) |
「在宅ケアアドバイザー派遣事業」についてのお問い合わせ・お申込み先
公益社団法人 岡山県看護協会
在宅支援推進委員会 事務担当
〒700-0805 岡山市北区兵団4-31
TEL:086-226-3638
FAX:086-226-1157